ロレックスはその美しさと精巧さが魅力ですが、日常的なケアを怠ると、その輝きを失ってしまいます。
今回は、誰でもできる簡単なお手入れ方法をご紹介します。
特別な技術や高価な道具は必要ありません。
あなたの時計を長く美しく保ちましょう。
必要な道具は4つだけ
お手入れに必要な道具は、すべて100円ショップで手に入ります。揃えるべきアイテムは次の4つです。
- 柔らかいクロス
マイクロファイバークロスやセーム革を使って時計を傷つけずに汚れを拭き取ります。
100均で売っているメガネ拭きのような柔らかい布でもOKです。 - 竹串
細かい隙間の汚れを取り除くのに最適です。竹串は適度な硬さがあり、繊細な部分の掃除に向いています。 - 柔らかめの歯ブラシ
時計の隙間に入り込んだ汚れをかき出すのに使用します。硬い歯ブラシは時計を傷つける可能性があるため、柔らかめを選びましょう。 - ウェットティッシュ
最後の仕上げに使います。皮脂や汗などの汚れをしっかり拭き取るために便利です。
毎日のお手入れ
乾拭きのみでOK
時計のお手入れの基本は「乾拭き」のみです。
特に時計を外した後は、すぐにクロスで拭く習慣をつけましょう。
時計の裏蓋やブレスレットの裏側、特に肌に直接触れる部分を重点的に拭き取ります。
この部分は皮脂や汗がたまりやすく、放置すると腐食の原因になります。
週に1度のお手入れ
時計の隙間に入り込んだ汚れを取り除く「隙間掃除」と「ブラッシング」を週に1度行います。
隙間掃除
竹串の先端にウェットティッシュを巻きつけ、ケースとブレスレットの隙間や、ケースとベゼルの隙間を丁寧に掃除します。
また、ねじ込み式リューズの部分も忘れずにケアしましょう。
この掃除を定期的に行うことで、時計内部への汚れの侵入を防ぎます。
ブラッシング
柔らかめの歯ブラシを使い、竹串では届かなかった細かい部分をやさしくブラッシングします。
特にケースとブレスレットの隙間や、ネジ溝の汚れを丁寧に取り除きます。
優しくブラッシングすることで、時計を傷つけずに汚れを除去できます。
仕上げ
最後に、ウェットティッシュで全体的に拭き取り、その後柔らかいクロスで水分をしっかり拭き取ります。
これで、時計が再び輝きを取り戻します。
よくある質問
高級時計を使用する際に気になるポイントをいくつかご紹介します。
流水や石鹸で洗っても大丈夫?
ロレックスはオイスターケースにより防水性能が確保されているため、流水や石鹸水で洗っても問題ありません。
ロレックスの公式サイトでも流水や石鹼水でのお手入れが推奨されています。
注意点として、時計を洗浄する前にリューズがしっかり閉まっていること確認しておきましょう。
≪ロレックス公式サイト記載≫
ロレックスが誇る専門技術により、時計には毎日のお手入れはほとんど必要ありません。時計の輝きを保つために、時折マイクロファイバークロスで拭いてください。また、ケースと金属製ブレスレットは、石鹸水と柔らかいブラシで洗うこともできます。時計を洗浄する前に、防水性能を確保するためリューズをケースにしっかりとねじ込んでください。
引用:ロレックス公式サイト
私もデイトジャスト購入時に、流水で洗うお手入れをお店の方からお勧めされました。
「とはいえ流水で洗うのは不安…」という方は、こちらの動画をご覧ください。
デイトナをしっかり流水で洗う様子がありますので、洗い方のご参考まで。
海に入った後はどうすればよい?
サブマリーナなどのダイバーズモデルは、付けたまま海に潜ることもあると思います。
ロレックスの公式サイトでは、「ダイビングやビーチで一日を過ごした後は、真水で塩や砂を洗い流してください。一日の終わりに時計を着用したままシャワーを浴びれば大丈夫です。」と推奨されています。
海水は時計にとって腐食性が高いため、海に入った後は必ず真水で丁寧に洗い流し、その後柔らかいクロスで乾拭きして塩分を取り除きましょう。
これにより、時計の金属部分が腐食するのを防ぐことができます。
おわりに
毎日の簡単な乾拭きと、週に1度の隙間掃除とブラッシングで、高級時計の状態を長く保つことができます。特別な技術や高価な道具は必要ありません。
今回ご紹介したお手入れ方法を取り入れて、大切な時計をいつまでも美しく輝かせてください。
皆さんの時計ライフが、より快適で楽しいものになりますように。